銀のスプーンと代議士のパーティー
今から20年も前の話。 知らずに赤っ恥。
日本の景気が良くて、代議士の資金集めのパーティーが連日連夜、都内の有名ホテルで開かれた。 パーティー券は2万円から3万円が一人分。 会社は支援する代議士が主催すれば、10枚20枚あるいは100枚と購入。 そして、実際に出席するのは、その数分の一、それがお決まりだった。 だから、主催者の代議士は、パーティーの券を1000枚売っても、用意する食事は200人前、というようなことを。 そして、それ以上多くの出席があっても、食事の追加がされることはなかった。
その頃勤めていた会社でも、5枚くらい毎回付き合って購入したが、社長は、ちゃんと5人出席させた。 そして、会食(懇親会)が始まると、料理が足りないから、いつも奪い合い。 そんな腹いせに、誰かが、スプーンを失敬しようじゃないか。と始まった。
そして、背広のポケット入れて持ち帰った。 それを見た母親は、喜んだ。 なんといっても高級ホテルの銀のスプーン。 そんなことを自慢話と思って、それを、別の母親に言ったら、厳しく叱られた。 そして、やっぱり叱られて良かったと思う。
いつになっても、こどもは、母親に教えられて、まともになるのですね。 こどもの良し悪しは、母親の言葉に素直になれるかどうか、それしかないです。 母親がよければ、子供もよくなると思いました。
追記。
ホテルを利用する機会が、ありました。 それで、そのホテルを選びました。 自費です。 尚、そのパーティーの銀のスプーンは、メッキでした。 ついでに言います。 ホテルの宴会場のテーブルには、真っ白な厚い生地の、テーブルクロスがかけられていました。 でも、ちょっと裏側をのぞくと、 それは、厚いベニヤの板を丸く切ったものでした。 いま思えば、それが、虚飾のバブルの日本の象徴なんだったのかな。


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